ひょうごはじまり館が起工 初代県庁館の工事見学も
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3年前・2018年の兵庫県政150周年を機に構想が動き出した初代県庁舎の復元施設と兵庫県の歴史や魅力を学ぶ2施設からなる「兵庫県立兵庫津ミュージアム(仮称)」。今年秋の開館に向けて整備が進む復元施設「初代県庁館(仮称)」の見学会と、令和4年度下期にオープンする展示施設「ひょうごはじまり館(仮称)」の起工式が3月30日午前、古代から近代まで貿易で栄え、初代県庁があった神戸市兵庫区中之島の兵庫津の設置場所(最寄駅:神戸市営地下鉄海岸線の中央市場前駅)で開かれた。
初代県庁館は、現存する絵図等に基づき時代考証を行い、歴史空間を体感する施設として 復元。
ひょうごはじまり館は、歴史ミュージアム機能をもった県のPR施設として整備。千年を超える歴史を誇る港・兵庫津の歴史、独自の過程をたどった県成立の歴史、変化・多様性に富む兵庫五国の魅力を展示・紹介、体験してもらう。
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起工式で井戸知事は「兵庫の歴史を振り返り、兵庫五国の発展ぶりを理解してもらうことがコンセプト。地元の人たちの交流、観光拠点としての存在感を示したい。歴史を振り返り、ポストコロナの未来を示す施設をめざす」と意義を強調した。
来賓の久元神戸市長は「歴史を学び、未来へ進む元気の源となる施設になるよう、神戸市としてもしっかり汗を流す」、原テツアキ県議会議長は「神戸、兵庫のさらなる発展につながるものと確信する」と呼びかけた。
このあと、出席者は建設中の初代県庁館を視察し、施設の説明に聞き入っていた。