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全国豊かな海づくり大会兵庫大会・県実行委員会が総会
「広げよう 碧(あお)く豊かな 海づくり」をテーマに11月12、13日、明石市で開催される「第41回全国豊かな海づくり大会兵庫大会~御食国ひょうご~」。主催する兵庫県実行委員会の第5回総会が4月27日午後、神戸市中央区の県公館で開かれ、実施計画などを決めた。
全国豊かな海づくり大会は、つくり育てる漁業の推進を通じて、水産業の振興と発展を図ることを目的に、毎年全国各地で開催され、天皇皇后両陛下のご臨席が恒例となっている国民的行事。兵庫県では同大会の開催を通じて、豊かな海の創出に取り組む地域の姿を全国にアピールし、その活動の輪をさらに広げ、水産業の一層の振興・発展を図ることを目指している。
総会の冒頭、会長の齋藤元彦知事は「開催まで200日前、身が引き締まる思い。兵庫の先導的な取り組みを全国に発信、さらに、豊かな海づくりの創造へ、県民総参加の取り組みを進める。大会成功とともに、兵庫五国の魅力をアピールするために、『もてなし』の意識を高めたい」と訴えた。
続いて、大会テーマソング「いのちをつなぐ碧い海」を作詞作曲した川西市出身のシンガーソングライター・植村花菜さんからのビデオメッセージが上映された。中で植村さんは「きれいな海も大事だが、栄養がある海、人と山、川が循環することが大事。豊かな海とは何か考えてもらえれば」と曲に込めた願いを語った。議事では、今年度事業計画、収支予算などを承認した。
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式典行事 ー過去と現在~未来への希望をつなぐストーリー
13日、明石市立市民会館で開かれる式典行事は、過去と現在、現在から未来への希望をつなぐストーリーで構成されているのが大きな特徴。
プロローグとして映像やナビゲーターによる演出で高校生たちが兵庫の海の歴史を振り返り、漁業者との語らいを通じて海を取り巻く現状を伝える。
式典行事の中で「豊かな海」の創出をめざす漁業者と高校生が決意表明し、エピローグで、未来へバトンを受け継ぐ小中学生が誓いと希望のメッセージを発信する。
式典後、明石港ベランダ護岸で海上歓迎・放流行事を実施。明石海峡を航行する漁船の大船団パレードに合わせて漁法などを紹介し、マダイ、ヒラメを参加者が放流する計画。画像は海上歓迎・放流行事会場のイメージパース。
前日の12日は、明石公園などで兵庫五国の魅力を発信する関連行事を実施する。