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JRローカル線の利用促進へ街頭キャンペーン 3県巡るスタンプラリーをPR
8月1日から始まった「JRローカル線で巡るデジタルスタンプラリーin兵庫・岡山・鳥取」をPRする街頭キャンペーンが7日午後、神戸市中央区のJR三ノ宮駅で行われた。
同スタンプラリーは、JRローカル線の利用促進を図るのがねらいで、兵庫県の「加古川線」、「播但線」、但馬から鳥取県を走る「山陰線」、播磨から岡山県をエリアとする「姫新線」、鳥取県と岡山県を結ぶ「因美線」の5路線を巡り、駅と観光地のスタンプを1つずつ集めれば1路線をクリアしたことに。路線クリア数に応じて抽選で沿線の特産品がプレゼントされる。例えば、5路線クリアだと城崎温泉宿泊利用券(3万円)などが当たる。参加するにはJRのアプリ「WESTER」をダウンロードし、アプリからエントリーする。期間は9月11日まで。
街頭キャンペーンには齋藤元彦知事、内藤兵衛県議会議長、沿線の片山象三西脇市長、山本実たつの市長らが参加。県のマスコット「はばタン」、西脇市の「にっしー」、たつの市の「赤とんぼくん」も加わった。
齋藤知事が「JRローカル線を使って地域の魅力をもっともっと知っていただき、路線を盛り上げたい。7月から実施している兵庫デスティネーションキャンペーンとも連動し、列車に乗って兵庫県を巡ろう」と訴え街頭啓発がスタート。駅利用者らに同スタンプラリーの団扇を手配りし、利用を呼びかけた。
終了後、齋藤知事は「多くの方に団扇を受け取っていただいた。課題はあるが前を向いてローカル線の維持に取り組む。今日は沿線の両市長にも来ていただき、意気込みが伝わったかなと思う」と感想を述べ、「私も昔、播但線を使って旅したことがある。ローカル線で景色を見ながら、途中下車をし、ゆっくりと旅できるのが楽しい。スタンプラリーは色んな得点、プレゼントが盛り沢山。是非、利用してほしい」と話していた。