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部局横断的「政策コーディネーター」新設 地域から政策を生み出す
兵庫県は4月1日、部局横断的な政策課題に対応するため、「政策コーディネーター」を新設した。
岩浅有記さん(45)と田林信哉さん(41)の2名で、岩浅さんは環境省出身、現在は大正大学地域構想研究所准教授を務めている。田林さんは総務省出身で、現在は丹波篠山市を拠点にSatoyakuba代表として地域づくり活動に取り組んでいる。
政策会議など庁内会議等への参画や地域団体との意見交換などを行い、施策展開に対する提言、助言・指導にあたる。
会見で齋藤知事は、岩浅さんを「トキの野生復帰やアドベンチャーツーリズムなどを含めて、環境面や観光面、地域活性化に大変造詣が深い方」、田林さんを「丹波焼のブランディングの計画づくりも非常に力を発揮していて、地元からの期待も高いと聞いている。行政の実務面も精通され、様々な活動を民間の立場でされているので、両面がバランスよくできる即戦力として任命した」と説明した。
1日午前、県庁で辞令交付式が開かれた。辞令を手渡した齋藤知事は「変化の激しい時代の中で、組織横断的な課題が山積している。専門的な知識、様々なネットワークを生かして、政策コーディネーターとして活躍していただきたい」と期待した。
岩浅さんは「現場に入って地域の人といろんな施策やプロジェクトを行ってきた。地域から政策を生み出すことに全力を尽くしたい」、田林さんは「地域づくり活動に関わってきた。兵庫の躍動が日本の力になる。日本を引っ張る兵庫県となるよう貢献していきたい」と抱負を語った。