兵庫県立都市公園リノベーション計画を策定
兵庫県は、県内すべての県立都市公園・全15公園を対象に、リノベーション計画をこのほど策定した。
平成28年に県立都市公園の整備・管理運営基本計画を策定し、①活力あふれる地域づくり、②子育て、③環境との共生、④安全安心な地域づくり、⑤持続可能なパークマネジメントの5つのテーマを掲げ、整備・管理運営を進めてきたが、今回策定したリノベーション計画は、具体的方策を計画的に推進していくためのアクションプランとしてまとめたもの。
令和10年度までを重点期間とし、10~15年を展望した取り組みとして位置付け、少子高齢化、人口減少などの社会情勢を踏まえつつ、時代の変化に的確に対応した都市公園としての再生、機能の充実・強化を図る。
特に開園後、相当期間が経過し、かつ、施設の老朽化が著しい明石公園、播磨中央公園と、新宮晋氏監修の「地球アトリエ」を含む有馬富士公園を重点公園として取り組む方針。
明石公園は、公園のシンボルである明石城跡の復元的整備や、高校野球等で活用されている野球場をはじめとしたスポーツ施設の更新・維持修繕、さらに花と緑のまちづくりセンターの民間活力を活かしたリニューアルなど「歴史的資源・スポーツを活かした地域観光・地域活性化の拠点」をテーマにリノベーションを進める。
播磨中央公園(加東市)は「初心者から競技者まで対応した誰もが楽しめるサイクルスポーツの拠点」として再整備する方針。老朽化し利用頻度が低下した野外ステージを撤去し、「はりちゅうローラースポーツパーク(仮称)」を設置するのをはじめ、園内で安全かつ快適に走行でき、全国規模の大会も開催可能なサイクリングコースの整備などを行う。