第353回定例兵庫県議会が閉会
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2月17日に開会した第353回定例兵庫県議会が36日間の審議を終え閉会した。
令和3年度当初予算案など議案162件、意見書案11件を可決。最終日の3月24日には、感染症のまん延、大規模災害などの緊急事態の発生時には、オンラインで委員会を開催する条例案も可決された。
閉会あいさつに立った井戸知事は、「今年度は新型コロナウイルスとの闘いが続き、大きな試練と変化の年となった。しかし、この苦難の先にある社会変革の兆しが今、確かに芽生えつつある。私たちは創造的復興を成し遂げた経験を活かし、ポストコロナ社会をリードする新しい兵庫づくりに挑戦していかなければならない」と訴え、令和3年度は1日も早い感染の収束と経済の回復、財政指標の健全性の確保などに取り組み、「次代へ向かう兵庫の礎を築く」とした。
また、この日、退任する金澤副知事に感謝の意を表し、「大いなる志をめざしての今後の活躍を祈る」と述べ、後任の副知事人事は自身の任期が4カ月余りであることから、「新しい体制を待ちしばらく空席にする。残された任期、職員ともどもしっかり対応する」と語った。