-
県漁連が香住ガニ料理教室 地元漁師が美味しい食べ方伝授
兵庫県漁業協同組合連合会「SEAT-CLUB(シートクラブ)」が香住ガニを楽しむ会・料理教室を3月31日午前、明石市の県水産会館で開いた。
同クラブでは兵庫の地魚の普及活動の一環としてプロの料理人や漁業関係者らを講師に招き、旬の魚を使用した料理教室を定期的に開催している。リピーターも多い人気事業で、今回、その特別企画として香住港小型ベニガニ組合と協働して実施したもの。公募により選ばれた16人が、香住漁港の漁師の手ほどきで美味しい食べ方を学び、味わい、香住ガニの魅力を堪能した。
香住ガニは、香住漁港で水揚げされたベニズワイガニだけを呼ぶブランド。鮮度の良さと品質の高さが自慢で、ボイル、刺身など色んな食べ方が楽しめる。
-
「めっちゃ美味しい。甘くて新鮮」
この日は、刺身、しゃぶしゃぶ、焼き、ボイルの4つのメニュー。まず、漁師が調理を実演。カニを解体し、脚からきれいに身が出ると歓声が。切り方の注意点やコツなどの説明を受けた後、一人ひとりにカニ1匹(杯)が出され料理に挑戦。慎重に胴体に包丁を入れ、甲羅と脚を取り外し、刺身用や焼きガニ用などに分けていく。漁師のアドバイスを受け、深い海底で獲る漁法などを聞きながらカニとの格闘を楽しんだ。
4品が完成し、盛り付けして試食。身を口に入れると思わず笑顔があふれた。参加者の女性は「めっちゃ美味しい。甘くて新鮮。殻が固くて怖かったけど、上手く捌けた」と喜んでいた。