第354回定例兵庫県議会が開会 代表・一般質問 井戸県政20年を総括

 第354回定例兵庫県議会が6月1日開会、新型コロナウイルス感染症の急拡大による医療提供体制のひっ迫状況の解消に向けた医療提供・検査体制の充実・強化策等を盛り込んだ令和3年度一般会計補正予算案などが上程された。
 4日には自由民主党・福島茂利(2期、神戸市兵庫区)、ひょうご県民連合・相崎佐和子(1期、伊丹市)、公明党・県民会議・天野文夫(2期、姫路市)、自民党兵庫・内藤兵衛(4期、西脇市及び多可郡)、維新の会・増山誠(1期、西宮市)の5会派5議員が代表質問、   7日には一般質問が行われ、山本敏信(自民、7期、高砂市)、石井秀武(県民連合、5期、神戸市西区)、谷井いさお(公明、4期、尼崎市)、松本隆弘(自民兵庫、5期、明石市)、入江次郎(共産、2期、姫路市)の5議員が登壇した。7月末の今任期限りで退任を表明している井戸知事にとっては最後の定例県議会となり、5期20年を総括しつつ、ポストコロナ社会に何を継承していくのか、見解を求める質問が相次いだ。
 中で、「ポストコロナにふさわしい兵庫の未来をどのように考え、次のリーダーへ何を託そうとしているのか、県民への任期最後のメッセージを」と問われた井戸知事は、「コロナのこの時代、後年、時代の転換期と語られることになるだろう。作られた道ではなく、道そのものを切り開く挑戦が必要。兵庫の人々の英知と力を結集すれば、ポストコロナにふさわしい兵庫が創造できると確信している」と訴えた。