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横断歩道等安全対策プロジェクトキャンペーン
兵庫県内の昨年(令和5年中)の交通事故死者数は103人と過去最少を記録したが、今年1月末の交通事故死者数は16人で前年対比プラス7人、全国ワースト1位となり、交通事故防止対策が喫緊の課題となっている。
特に県内の横断歩道での死傷者数は令和3年645人だったのが令和5年には724人と増加傾向にあり、県では緊急対策として令和5年度補正予算を組んで、消えかかった横断歩道やセンターライン等の引き直しを約1万箇所で緊急実施することにした。
加えて、横断歩道では「手をあげる合図」をする、ドライバーは「手と目で横断を促す合図」をする、プラス、ドライバーは横断歩道手前で減速をする、双方が「アイコンタクト」を行う「横断歩道合図(アイズ)運動プラス」を推進している。
ハード・ソフト両面からの「横断歩道等安全対策プロジェクト」を周知し、交通事故防止に向けた街頭啓発キャンペーンが4月19日午後、尼崎市内の商店街等で行われた。
齋藤知事ら県、県警、尼崎市の職員らが参加し、啓発グッズを手渡しながら、横断歩道利用の注意事項など交通ルールを守ろうと呼びかけた。
齋藤知事は「横断歩道での死亡事故が増えている。県と県警が連携して夏までに1万箇所の横断歩道を塗り直すことにしている。県民の命を守るため全力で頑張ろう」と呼びかけた。