• HYOGOアサ@プロジェクト素敵な朝がやってくるセミナー@県立兵庫高校  兵庫県が公民連携で進めている「HYOGOアサ@プロジェクト」のキックオフイベントとして10月12日午後、「素敵な朝がやってくるセミナー@県立兵庫高校」が同校で開催された。齋藤元彦知事と同校の生徒32人が「朝」時間の過ごし方を和気あいあいと語り合った。
     同プロジェクトは、朝ごはんの大切さや規則正しい生活習慣などを、朝の時間帯を有効活用する視点から呼びかけるもので、県と賛同する18の企業等が様々な事業を展開、「朝」を大切にするムーブメントを兵庫から全国へ発信する。
     セミナーでは、まず、睡眠・食事・運動などの生活支援プログラム等を提供するLifree株式会社の サトウ未来、角谷リョウ両氏がオンラインで「素敵な朝の迎え方」を講義。研究結果や日本を代表するスポーツ選手らの意見をもとに「良い睡眠時間を増やすと成績、運動能力が上がる」と説明。
  • 高校生と知事が「朝活」語る  睡眠の改善ポイントとして、①風呂に入る、②寝る15分前にスマホをやめる、③寝る前に飲食をしすぎない、④日記を書く、⑤明日の準備をする、⑥寝る1時間前にハーブティーを飲む
     良い朝の習慣として、①快適な音楽で起きる、②朝ごはんを食べる、③タンパク質を食べる、④強い光をあびる、⑤歩く(大人20分、子ども5分)、⑥心拍数を上げる、ことを紹介した。
     続いて、生徒と知事が意見交換。夜12時前に寝て、朝7時に起きるという齋藤知事。生徒からの「知事は毎朝ごはんを食べますか」との質問に、「毎日食べる。ごはんとタマゴ、納豆とか。野菜ジュースも飲む」、「高校生の時は」との問いには、「寮生活だったので、食べないことも多かった。ギリギリまで寝ていたかった。でも授業中、ボーとするので食べた方がいい」と経験を語った。
     生徒の「このプロジェクトは他県でどう評価されていますか」との質問には、「他県ではあまりやっていないと思う。兵庫が最先端。県の取り組みを盛り上げ、全国に広がるよう発信する」と述べ、生徒たちに実践、協力を求めた。
  • いい睡眠で成績と運動能力が向上  さらに、齋藤知事は「朝を大事にしようと県民にアピールする。民間とのコラボレーションで、いろんな取り組みを広げたい。高校生は勉強や部活動など、いろいろあるけれど朝を大事にしてほしい。規則正しい生活がベースとなって勉強の成績も伸びる。充実した学校生活を送ってほしい。私たち大人がしっかり応援する」と訴えた。
     バスケットボール部の生徒は「睡眠の質を上げていきたい。兵庫高校のバスケットボール部は県が取り組む『朝活』をしているから強いと言われるようにする」と知事に宣言した。
  • 自販機で楽しい朝の実践を呼びかけ  また、同校に設置された「HYOGOアサ@応援自販機」のお披露目式も行われた。ダイドードリンコ株式会社による音声が流れる自動販売機で、商品購入時に齋藤知事の声で朝の大切さを呼びかける音声が流れる。齋藤知事と生徒代表が除幕し、さっそくジュースを購入。「朝が楽しいと、きっと 1日が楽しいはずなんです」との自分の声を聞いた齋藤知事は「恥ずかしい」と感想、「ダイドードリンコさんの協力に感謝しています」と語った。