金澤和夫氏が知事選出馬表明「兵庫に人生捧げる」

  •  7月1日告示、同18日投開票される兵庫県知事選挙に金澤和夫副知事が立候補を表明した。金澤氏は神奈川県出身で現在64歳。昭和54年、東京大学法学部卒業後、自治省(現在・総務省)に入省。総務省大臣官房審議官などを歴任。山形県遊佐町助役、熊本県副知事などを務めた経験もある。平成10年から4年間は兵庫県の総務部長などとして震災からの創造的復興、行財政構造改革などに携わり、平成22年、再び兵庫県に戻り、11年間、副知事として井戸県政を支える重責を担ってきた。
     3月24日付で副知事を辞職し、立候補を表明した。
     同日、第353回定例県議会の閉会日、全議案議了後に退任のあいさつに立った金澤氏は、兵庫県での経験が「かけがいのない財産であり、今後の活動の力強い支え」と述べ、「これまで受け継がれてきた県民運動の系譜、参画と協働の理念などを守り育て、新たな課題にダイナミックに取り組み、次の時代をリードする力強い兵庫を県民ととともに創り上げていく」と訴えた。
     そして、「人は生まれてくる場所は選べない。しかし、骨を埋める場所は自らの意思で選ぶことができる。私はその場所として兵庫を選んだ。兵庫は私にとって終の棲家であり、ふるさと。心から愛する兵庫に人生を捧げる」と表明した。