• 齋藤兵庫県知事が令和8年「年頭あいさつ」  令和8年仕事はじめの1月5日、兵庫県の齋藤知事は兵庫県公館で幹部職員約70人を前に年頭あいさつを行った。要旨は次の通り。

     新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。年末年始は9連休でした。皆さんいかがお過ごしでしたか。私も自宅などでゆっくりさせていただきました。神戸市内の商店街にもいってきました。コロナ禍のころから行っていますが、多くの人出が戻っていて、店の方に聞くと売り上げも伸びているとのことでした。今は日常を取り戻して、経済活動も活発になっていると思います。物価高が県民生活に直撃し、影響を与えている面がありますが、その中でも穏やかな年末年始で、いい一年のスタートが切れたと考えています。
     昨年は阪神・淡路大震災から30年の節目の年でした。様々な30年事業や、震災関連の防災・減災対策にも尽力をいただきました。大阪・関西万博もあり、多くの職員の尽力、力添えのおかげであらゆる事業が着実に前へ進んだことに改めて感謝申し上げます。また、先月は3年振りに鳥インフルエンザが発生しました。24万羽、過去最高規模の発生になり、殺処分の対応など防疫処置に多くの職員、関係者が大変迅速な対応を行ったことに改めて感謝いたします。
     本庁や県民局・県民センター、教育委員会等の行政機関など県職員が日々、それぞれの立場で一生懸命仕事をしていただいていることで、着実に県政が前に進んでいると実感しています。引き続き、対話と思いを共有しながら共に兵庫の未来を切り拓いていきましょう。
     来年度予算編成も佳境に入ります。少子化の時代だからこそ未来を担う子どもたち、若者たち一人ひとりが夢や目標に向かってチャレンジできる社会をつくっていくことが大事です。若者・Z世代応援パッケージを県政の大きな柱の一つとして、若い世代に直接とどく政策に力を入れてきました。昨年、県立洲本実業高校にも訪問しましたが、生徒たちが一生懸命に実習に取り組む姿、指導する先生の熱意が大変印象的でした。未来を担う高校生や大学生をしっかり応援していくことが兵庫県、そして日本の成長にも大事だと考えています。
  • 兵庫の未来を拓くチャレンジの一年に  そういった意味で来年度予算編成は、教育や若者支援、学校施設の投資などといったところにも力を入れつつ、県民の声にしっかり耳を傾けてニーズに応じた施策の推進を図ってまいります。また、観光、交流人口の拡大が大事です。万博が終わった後が重要であり、フィールドパビリオンを中心として、さらに地域の魅力を発信し、お客様に来ていただき物を買っていただくことに繋げたいと考えています。2027年のワールドマスターズゲームズ、神戸空港の国際化などで、兵庫県の観光交流に追い風が吹くので、引き続き頑張っていかなければなりません。
     南海トラフ地震をはじめ災害は、いつ起こるかわかりません。今年は震災から31年。能登半島地震などで新たに浮き彫りになった課題への防災・減災対策をしっかりやっていきます。はばタンPay+(プラス)など物価高騰対策、農林水産業の振興、特定外来生物対策やクマ対策、養殖マガキの不漁対策や栄養塩類が豊富な海にする取り組みなど県民生活に大きな影響を及ぼす課題への対応、事案について引き続きスピード感をもって対応してまいります。
     こうした各種施策の推進には、しっかりとした行財政基盤の構築が不可欠です。地域整備事業や分収造林事業など一つ一つの課題に道筋をつけることができましたが、金利上昇局面なので公債費の負担増など厳しい財政状況が続くことが懸念されます。将来に先送りしない決意のもと県政改革を進めていきます。
     県庁舎の再整備については、今年から暫定的な再編が始まります。分散型になりますが、新しい働き方をつくることが大事です。ペーパーレス、ストックレス、リモートワーク、私との協議もオンラインでしっかりやっていくことなど、環境の変化を前向きとらえてICTの活用など業務改革に取り組み、行財政改革、そして質の高い行政サービスの維持にしっかり努めたいと考えています。
     今年は午年。力強く駆け抜ける馬。年末年始に須磨の天神さんに行きましたが、地元の中学生による力強い大きな絵馬に感銘を受けました。行動力と挑戦の象徴が馬です。今年もこれまでの歩みを止めることなく、共に兵庫の未来を拓くチャレンジの一年にしましょう。健康に留意しながら、一年間共に元気に頑張っていきます。よろしくお願いいたします。