• 「五つ星ひょうご」選定商品 内覧会・展示販売会  兵庫県を構成する旧五国「摂津」「播磨」「但馬」「丹波」「淡路」の豊かな自然や歴史・文化を生かし、「地域らしさ」と「新しさ」を兼ね備えたオリジナル・ブランド「五つ星ひょうご」に令和4年度選定された商品を紹介・PRする内覧会・展示販売会が3月23日、神戸市中央区のサンボーホールで開かれた。
     兵庫県と兵庫県物産協会が平成24年度から観光と物産振興を目的に商品選定、全国発信に取り組んでいるもの。11回目となる令和4年度は107件の応募があり、審査の結果、食品をはじめ、工芸品、生活用品など61品が選定された。これにより第1回からの合計で748品となる。
     今回、選ばれた商品の中には、異業種とのコラボレーションや、素材・食材の再利用などSDGsの取り組みも多く見られた。
     神戸市の株式会社丸八蒲鉾は神戸酒心館とコラボし、「福寿純米吟醸」とその酒粕を贅沢に使った新感覚のチーズかまぼこを商品化、南あわじ市のリプラスはフードロス削減を目的に規格外の淡路島産玉ねぎを活用したキムチを開発した。西脇市の株式会社斎藤商店は約50年前に製造し保管されていた播州織の輸出用カーテン生地を再利用した団扇を作った。
  • 五国らしさと新しさあふれる逸品 新たに加わった61品アピール  内覧会・展示販売会には、流通事業者ら関係者、一般消費者など約450人が来場。各ブースを回り、出展者の説明を聞きながら、五国の個性輝く逸品の魅力を感じ、購入していた。
     午後から開かれたセレモニーでは、片山副知事が「五国それぞれに豊かな魅力があり、そこで生まれた商品を認定し、売り出す戦略。今回61品を追加した。今年は兵庫デスティネーションキャンペーンがあり、来年は万博が開かれる。多くの方に兵庫県に来ていただき、五つ星ひょうごの商品などを土産物として買っていただきたい。今日は沢山の品物があるので、ゆっくりご覧になってください」と呼びかけた。引き続き、五国の代表5人に片山副知事が選定書を手渡した。
     選定商品は広く全国に発信するとともに、神戸阪急新館5階のひょうごふるさと館「五つ星ひょうご」特設コーナーやインターネット(Yahoo!ショッピング「ひょうごの特産品」、楽天市場「ひょうごマニア」)等で販売している。