• 電動車椅子サッカーチーム「RedEagles兵庫」が全国大会優勝 服部副知事に報告  電動車椅子サッカーの全国大会「第6回パワーチェアーフットボールチャンピオンシップ2022」(5月、静岡県)で、兵庫県を代表して出場し、優勝に輝いた「RedEagles兵庫」が11月11日、県庁に服部洋平副知事を表敬訪問し、日本一になったことを報告した。
     電動車椅子サッカーは、重度の障がいあってもできる数少ないチームスポーツ。男女混成の4人制で、電動車椅子の繊細な操作でパスやドリブルを繰り広げ、回転シュートなど華麗かつ迫力あるプレーで観客を魅了している。
     RedEagles兵庫は小野市を拠点に活動し、今年で結成20年。大会には全国から15チームが参加し、コロナ禍で2年間の空白があったが、感染対策を徹底し、コロナ禍の重い空気を吹き飛ばす熱戦を繰り広げ、チーム兵庫がその頂点に立った。
     表敬訪問には、アシスタントコーチも兼ねる浅原康佑選手、副キャプテンの中村哲智選手、内海恭平選手、山田貴大選手らが出席した。
     まず、井上章監督が結果報告し、「結成20年の節目の年に優勝ができた。今後もチームとして優勝をめざして頑張っていく」と述べ、前監督で現在は日本代表監督を務める近藤公範さんが、来年10月にオーストラリアで開催されるワールドカップの日本代表選手に内海、山田両選手が選出されたことを紹介し、「世界で初のベスト4をめざす」と意気込みを語った。
     服部副知事は祝意を表し、「兵庫県民として誇らしい。スピード感があり、車椅子の操作が素晴らしい。日ごろの練習の成果があってこその優勝だと思う」と称えた。
     選手たちは「ボールの操作が難しい。でも、それが楽しい」、「コロナ禍で2年半ぶりの大会。その間でも体育館で練習できたことが優勝につながったと思う」とプレーすることの喜びを語り、さらなる挑戦へ意気込んでいた。