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播磨灘産のりを使ったポテトチップス発売 兵庫県播磨灘産のりを使ったポテトチップスが4月7日から販売されている。「かっぱえびせん」などで有名なスナック菓子メーカーのカルビー株式会社と生産者団体の兵庫県漁業協同組合連合会、兵庫県が協力し、本物の味付けのりを思わせ、口にするとやめられない仕上がりのポテトチップスの開発に成功、「ポテトチップス関西味浪漫 味付けのり風味」として、同時販売の「だししお味」とともに赤と緑の関西ブランドあふれるパッケージで店頭に並んでいる。
播磨灘は全国有数の「のり」の大産地であり、兵庫県は生産量、産出額とも日本一を誇る。また、兵庫県をはじめとした関西の食卓では、古くから焼のりよりも味付けのりが親しまれており、こういった盛んな漁業、食文化からカルビーから関西エリア限定のポテトチップスブランドの新製品開発の提案が県にあり、県漁連とも連携・協力して1年半かけて商品化に取り組んだ。
販売に先立つ3月24日には、 県庁で報道関係者らに「味付けのり風味」の販売を発表。カルビー西日本事業本部の松浦哲二本部長は「関西、兵庫の食文化、播磨などの水産資源の魅力を発信したい」と商品化への思いを述べ、県漁連の田沼政男会長は味付けのりの風味が再現されていることに太鼓判を押し、兵庫県がのりの生産量日本一であることを強調、「瀬戸内海の恵みで、のりの一大生産地になっていることが、ポテトチップスを通じて広く周知されるはず。その他、いろんな名産品とコラボレーションできるように頑張りたい」と語った。
県農林水産部の守本真一部長は「内外の方がお土産として買ってもらい兵庫県のPRに繋がることを期待している。豊かな海づくり活動でも一層連携したい。ロングセラーの商品になることを」と訴えた。