• 県・市・町議会が地方議会協議会  県・市・町議会による令和3年度「兵庫県地方議会協議会」が8月2日午後、県庁3号館大会議室で開かれた。一堂に会する機会の少ない3議会の代表が対等の立場で、意見交換を行い、その成果を発信、実践することで、地域創生の実現につなげることを目的に毎年度開催されているが、昨年度はコロナのため実施されなかったので2年ぶりとなる。
     県議会からは藤本百男議長、谷口俊介副議長、各会派政調会長、市議会、町議会からは両議長会の正副会長ら役員が出席、オンライン出席の市議会議長もあった。
     まず、進行役の藤本議長が「ポストコロナ社会で重要なテーマとなる課題を議論したい。県市町の地域創生に向けて有意義な会議となることを」を活発な意見を求めた。
     続いて、市議会議長会から提案された「デジタル化の推進による地域の活性化」について意見交換。市議会議長会会長の角石茂美・相生市議長は、「デジタル化への関心は各自治体とも高いが、課題も多い。取り組みに格差もある」と現状を指摘、角石議長をはじめ、各議長からは「専門人材の不足」「財源確保」が課題とする意見が相次ぎ、支援を国等へ協力して要望することなどを確認した。
     引き続き、町議会議長から提案された「ポストコロナを見据えた観光振興施策の取組み」について議論した。町議会議長会会長の西谷尚・香美町議長がコロナ禍で、密を避けたアウトドアや屋外レジャーの人気が高いことを指摘するなど、観光喚起への課題や振興策等を話し合った。