• 県新規採用職員辞令交付式 「新たな風を県政に」  4月1日、令和5年度がスタートした。兵庫県では、業務が本格的に始まる月曜日の3日、県庁南側の県公館で新規採用職員の辞令交付式を開いた。今年度採用されたのは281人で、うち女性は131人で約半数となった。また、一般事務職は140人、技術職は141人となった。
     辞令交付式では、一人ひとりの名前が呼ばれたあと、代表して足立真一朗さんが齋藤元彦知事から辞令を受け取り、世良田樹さんが「公務員として誠実かつ公平に職務を執行する」と宣誓した。
     訓示に立った齋藤知事は、「皆さんと一緒に仕事ができることを楽しみに、わくわくしている」と歓迎し、「私たちを取り巻く環境は大きく変化している。先行きの不透明感が続く中、県庁生活をスタートさせた。皆さんはコロナ禍での困難や制約、不自由な思いをしながら、チャレンジしてきたと思う。こうした経験をしたからこそ、時代の変化、困難な課題に目を背けず、県民一人ひとりに寄り添い、地域課題に立ち向かい、新たな風を県政に入れてほしい」と期待の言葉を贈った。
     そして、「目指すのは躍動する兵庫。誰もがいきいきと暮らし、働く兵庫県を目指している。その核となるのは、失敗を恐れず果敢に挑戦すること。もう一つは誰一人取り残されることのない包摂の精神。その上で大切にするキーワードは対話と現場主義。いろんな人と対話し、信頼関係を深め、現場の生きた課題を感じる習慣をつくってほしい」と求めた。
     さらに、「ワーク・ライフ・バランスが大事。働き方を見直し、効率化することが県民の利益につながる」、そして、「悩みがあっても一人で抱え込まず、上司、同僚、家族に相談、話すことが大事。同期の絆は一生の財産になる」とアドバイスした。
     最後に「一人ひとりの活躍が新時代の兵庫をつくる。失敗を恐れず挑戦してほしい。躍動する兵庫の実現に向けて大切な人材を迎えることができた。ともに頑張ろう」と呼びかけた。