• 「ひょうご豊かな海づくり県民会議」第3回総会及び特別講演  「豊かで美しいひょうごの海」の実現をめざす県民総参加の運動の推進母体となる「ひょうご豊かな海づくり県民会議」の第3回総会が5月23日午後、神戸市兵庫区の県立兵庫津ミュージアムで開かれた。同県民会議は令和4年11月に開催された「全国豊かな海づくり大会兵庫大会」の成果を継承し、取り組みの輪を一層広げ、その姿を力強く発信するため、令和5年7月に発足した。齋藤知事が会長を務め、190団体等で構成する。
     総会では、県環境部の福山雅章部長が活動状況などを説明し、ネットワークの強化・拡大を呼びかけた。引き続き、令和6年度事業報告及び収支決算、令和7年度事業計画及び収支予算案などを協議し承認した。
     令和7年度事業計画では、活動方針としてプラットフォーム機能の基盤強化や、大阪湾ブルーカーボン生態系アライアンスと連携した藻場づくり、情報発信の推進、大阪・関西万博への出展などを行う。
     また、会員や県民が広く参加する推進大会の開催をはじめ、出前おさかな講習会など県民への啓発活動を展開する。
     総会後には、県環境研究センターの鈴木元治主任研究員が「かいぼりによる海への栄養塩類供給の実態把握~淡路市の新池かいぼりの事例~」をテーマに講演。ため池の水を抜き、泥を取り除く「かいぼり」により、栄養塩類が海に流出し、「豊かな海」につながる高いポテンシャルを秘めている可能性があることを説明した。