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兵庫県と神戸女学院大学が芸術文化振興に関する協定
兵庫県と神戸女学院大学が芸術文化振興に関する協定を締結した。
神戸女学院大学は明治8年に創立した伝統校。以来、幅広く社会で活躍する女性を世に送り出してきた。今年4月1日には組織改編に伴い、音楽教育・音楽ビジネス・生涯教育を専門分野とする「音楽キャリアデザイン専攻」を設置した。これを機に、県の芸術文化の発展と地域社会の活性化に連携して取り組むことで合意し、協定締結に至った。
協定の内容は①音響、照明、舞台美術、舞台監督等に係る人材養成、②コンサートや文化事業の企画・運営に係る人材養成、③課題解決型演習やインターンシップ等の実践教育の実現、④兵庫県の芸術文化の発展に寄与する文化活動の推進、⑤高等教育に関する意見交換、情報共有、⑥これらの項目を実現するための環境整備と連携の促進の6つ。
今後、当該専攻の授業に県立芸術文化センターから講師を受け入れることや、要請に応じて大学から県の芸術文化施策に学生を派遣することで人材養成を図る。
協定締結式は3月30日午後、西宮市の県立芸術文化センターで開催され、齋藤知事と神戸女学院大学の中野敬一学長が出席し、協定書に署名した。
齋藤知事は「本県は若者・Z世代応援に重点を置いており、Z世代の芸術文化活動への支援にも取り組みたいと考えている。本協定の締結を機に、社会の中で音楽が必要とされる応用音楽領域の分野で活躍する人材が育つことを願っている」と期待した。