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兵庫県庁SDGs WEEK 50事業集中実施で機運盛り上げ
兵庫県では、SDGs(世界共通の持続可能な開発目標)を県政の主要テーマに掲げ、今年5月に知事を本部長とするSDGs推進本部を立ち上げ、全庁あげて総合的な取り組みを進めている。その関連施策や活動をアピールし、オール兵庫で取り組む機運を盛り上げようと、10月24日から30日の1週間「兵庫県庁SDGs WEEK」として、SDGs関連の50事業を集中的に実施した。
初日の24日には、スタートイベントとなる「ひょうごSDGsシンポジウム」を県庁南側の県公館で開催。基調講演や民間企業、大学生、高校生による取り組み事例の発表等を通じて、官民連携、若者世代の参画促進など、SDGsの目標達成に向けた実践活動について考えた。
開会あいさつで齋藤元彦知事は「SDGsは行政だけでなく、民間、学生ら多くの県民と連携して進めることが重要。そのためには知ってもらい、取り組みの輪を広げなければならない。その一つのきっかけとして県庁SDGs WEEKとして関連事業を集中実施している」と説明し、「SDGsを自分ごととして考え、一歩でも前に進めよう」と呼びかけた。
このほか、期間中には自然環境の保全・創造、消費生活、防災、農林水産、資源循環など、さまざまな分野にわたるセミナーやシンポジウム、体験イベントなどが展開された。
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県庁舎などで「フードドライブ」を実施
県庁1号館ロビーでは24、25両日、家庭で余った食品を持ち寄って福祉団体などに寄贈し、食品ロス削減と困窮者支援につなげる「フードドライブ」を実施。県職員や来庁者らがレトルト食品や乾麺、お米などを持ち寄った。
24日午後には、寄贈先となる認定NPO法人フードバンク関西の中島真紀理事長と齋藤知事が対談した。中島理事長が活動内容を報告し、「手軽にできる助け合いの取り組み。そのことを意識してもらい沢山の方に活動の輪に加わってほしい」と述べ、県の協力を求めた。
齋藤知事は「令和2年度に推進ネットワークを組織した。認知度を高め、取り組みを広げたい。食品ロスをなくすことは、貧困、格差をなくすことになる。こども食堂や福祉団体などと連携して一層進めていきたい」と語り、活動費を支援するため、ふるさと納税の活用など、アイデアを披露し、「持続的な取り組みが大事。官民連携で、それぞれの資源を有効活用、シェアしながら進めたい」と協力を約束した。
フードドライブは神戸県民センター、北播磨、淡路県民局でも実施するなど、各県民センター、県民局で工夫を凝らしたSDGsの取り組みが行われた。