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令和8年度兵庫県新規採用職員辞令交付式
令和8年度がスタートした4月1日、県庁南側の県公館で兵庫県新規採用職員の辞令交付式が開かれた。今年度採用されたのは311人で、うち女性は145人となった。また、総合事務職は152人、技術職は159人となった。
辞令交付式では、一人ひとりの名前が呼ばれたあと、代表して加藤可恋さんが齋藤元彦知事から辞令を受け取り、久保元さんが「公務員として誠実かつ公平に職務を執行する」と宣誓した。
訓示に立った齋藤知事は、「皆さんが兵庫県庁を選んでくれたことを本当に嬉しく思う。一緒に仕事ができることを心より楽しみにしている。昨年、阪神・淡路大震災から30年、戦後80年の節目を迎えた。先人が積み重ねてきた努力によって希望のバトンが受け継がれてきたことを実感した1年だった。今を生きる私たちは共に力を合わせて、このバトンをしっかりと未来に繋ぐことが大切。私が目指すのは『躍動する兵庫』の実現。人口減少社会と言われる時代だからこそ、一人ひとりが輝き、個の力がみなぎる兵庫県をつくっていきたい」と目標を示した。
さらに、「カギとなるのは未来を担う若者たちが、それぞれの可能性を開き、存分に活躍できる環境づくり。こうした思いから若者への応援、教育、就職、出産、子育て、住まいなどライフステージに応じた施策をパッケージとして充実させてきた。一つずつ明るい兆しが見えている。令和7年の総務省の統計では、兵庫県の転出超過が大きく改善し、特にファミリー層や20代の転入が増加する結果になった。依然として転出超過が続いている状況だが、この流れを確かなものにするため、引き続き若者応援施策などをしっかりと充実させていきたいと考えている」と述べ、「令和8年度の当初予算は、そういった意味で若者の可能性を開く施策のほか、安全安心な暮らしを守る、地域活力を底上げする、自然との共生を深めていく、さらには県政基盤を強化する、5つの柱を軸として編成した。誰ひとり取り残さない、県民のニーズにきめ細かく寄り添っていくため、皆さんの若い視点を大いに発揮してほしい」と呼びかけた。
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「若い視点を大いに発揮してほしい」
また、「震災を直接経験していない方も増えているが、こうした中で近い将来、南海トラフ地震の発生が想定されている。災害がいつ起こるか分からない中で、防災・減災対策の推進は欠かせない。昨年9月には国内外の被災地の関係者とともに神戸で創造的復興サミットを開催し、大きな災害の経験と教訓を未来に繋ぐため、創造的復興の理念を兵庫宣言として発信した。防災はあらゆる行政分野に関わるため、これから県職員として災害対策に向き合うが、先輩職員らから災害時の経験を学んで、それぞれの職務に生かしてほしい。そして地域の賑わいづくりも大切。昨年は万博が開催された。兵庫の取り組み、魅力を万博の成果も取り入れ、国内外に発信していくことが大切。ひょうごフィールドパビリオンの取り組みを進めているが、兵庫は五つの国からなり、兵庫五国と言われているが、その活動の現場そのものを地域主体で発信し、全県で展開することで交流人口や観光人口の増加を生み出すことが大事。そういった意味で皆さんの柔軟なアイデアを県政に反映させたい」と訴えた。
その上で「これからそれぞれの部署に配属される。私も総務省に平成14年に入省した。社会に出るのはワクワクする面もありつつも不安もある。自分のペースで、一つ一つの仕事を覚えてほしい。まずは3日、1週間、1カ月、半年、1年と、目の前の仕事を丁寧に一生懸命にやると必ず仕事を覚える。職場の方、素晴らしい先輩が多いので遠慮なく上司や先輩に相談し、仕事になれて、自分のペースで頑張ってもらいたい。そして、私をはじめ職員が一丸となって力を発揮できる風通しの良い職場づくりにしっかりと努力していきたい。仕事をやりつつワークライフバランスを充実させて、それぞれの県庁生活を歩んでほしい。皆さんが兵庫県、そして県政の未来を担う人材として、大きく育つことを心から期待している」と激励した。